前向き行動録

世界を 少しだけ 面白く 、 少しだけ 格好悪く 。 たくさんの人に 感謝を 。

【ヒッチハイク】時速100㎞で物語はどんどん加速して行く。

こんにちは。

白いシャツワンピはトレードマーク 。

カーキ色のリュックにたくさんの不安という固まりを詰めて

少しの勇気とワクワクのスパイスを 加えて 物語は始まったところです。ヒッチハイカー ヤグチ がお送りします。

 

前回までのお話はこちら ▼

 

 
【ヒッチハイク 】不安と決意をリュックに詰め込んで 脇に挟んだスケッチブックとペンを武器に歩き出す。 - 前向き行動録

 

 

 

30分待ってようやく素敵な営業のお兄さんたちに恵まれました。

福岡脱出成功です。果たして無事宮崎にたどり着くことができるのでしょうか?

 

まだまだ続きます。

 

福岡脱出 の タイミングは 突然訪れた 。

 
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 話の続きをしよう。

 

 

車のドアを開けた瞬間ストーリは始まった。

 

乗り込んだのは後部座席。

私の知っている普通車のシートより広く感じたのはきっと気のせいで、

熱のこもった手にはまだ力が入っている。

自然と伸びる背筋には太い針金が組み込まれているのではないだろうか。

これだけは言える。

 

 

今尋常じゃないほど緊張している。

 

 

無言の空間を破ったのは私だった。

 

「あの、、、っ ありがとうございました!!!」

 

無言に耐えられず、緊張気味に話す。

 

彼らの関係性は同じ会社の先輩と後輩なのは後に話の流れで分かった。

 

運転をしているドライバーがどうやら後輩のようだ。

 

運転席から声がする。

 

「全然!!俺らも今から商談で熊本行くとこなんで行くのは市内なんですけどね。宮崎でしたっけ?ってことはどっかのサービスエリアとかパーキングで降ろせばいい感じっすよね?全然いいっすよ!」

 

楽しそうに話をしてくる後輩さんの話は続く。

 

「いやーヒッチハイクしてる人俺初めて見ましたよ!!それも女の人で!!勇気ありますよね!!いやー実は俺らも結構 “ 賭け ” だったんですよ。あの時間って出勤時間なんでうちの上司とかも平気で通ってる道路なんですよね?

だから お姉さん あの道路でやるのは 正しいようで 実は結構リスキーです! お互い 笑」

 

後輩のマシンガントークは 続く 。

 

 

「俺あれやりたかったんですよー!! とにかく乗って!!!!! って やつ 笑

あれ ドラマでは良く見るけど実際に そういう状況って 普通に生きてたらあんまりないじゃないすか?

ほら 先輩! 今日の商談の時の話題に困ったときのネタ出来たじゃないすか!!ヒッチハイクの女の子困ってたんで実は今日乗せてあげたんですよーって 笑 もし 遅刻したら 言い訳にも 使わせてもらいますね? 笑」

 

後輩のマシンガントークを 割って 先輩がようやく 入り込んでくる 。

 

「いや、 そうは言っても俺らかなり 時間に余裕持って出てきてるから 全然気にしないでいいですからね? 笑」

 

優しそうな人達で本当に良かった 。

 

「それで?なんでまた ヒッチハイクを ? 」

 

運転席から声が聞こえる。

後輩さんと ミラー越しに目が合った。

 

 「 この前 うちの シェアハウスに お客さんが 宮崎から 来てくれて、 その方が シェアハウスにやってる 方と聞いたので どんなシェアハウスやってるか 気になって。 それで行こうと思いました!!! 」

 

 
【宮崎 シェアハウス】 戸越正路さんが とても 面白い考えを持った人だったので まとめてみたよ。 - 前向き行動録

 

 

「 待った待った 色々つっこみどころ 満載なんだけど 笑 で、 宮崎まで ヒッチハイク? いや 凄いなぁー !! 」

 

そうですっ と 満面の笑みを浮かべる私 。

 

そこに あったはずの 緊張の糸は すでに 存在しなかった。

 

助手席から先輩が振り向きながら私に問いかける。

 

「で?今回が何回目のヒッチハイクなんです?」

 

笑いの治らない私が答える。

 

「え?へへ 笑 今回が初めてですよ? 笑」

 

えっ!!!!!!

 

同時に驚く声は 見事なハモリを見せた。

そんな2人の驚く顔をにやにやしながら見つめる。

 

「いやーだってそろそろ30だし 面白いことしたいなって思って」

 

えっ!!!!!!!!

 

あれ?デジャブか?笑

にやにやが止まらない。

 

 

 

「え!!?大学生じゃないと?????」

 

運転手の後輩が驚いてこちらを向く。

 

ちょっと前見てください!!!

 

と私がツッコミを入れると同時くらいに質問が投げかけられる

 

「えっと?ごめんなさいね?おいくつなんです?」

 

 

助手席の先輩が振り向きながら私に声をかける。

 

私の容姿は世間的にいう童顔らしい。

よく聞かれる。

このやり取りはもう何百回として来た。

 

 

「あ私ですか?9月で29です 笑」

 

『えーーーーーーーー!!!!!!!』

 

 

イメージ通りの反応をありがとうございます。

 

「俺の2個上すか?いやすげえなあ!!!」

 

 運転席の 後輩さんは テンション以上に 見た目は私より社会人経験豊富そうに見えた。

 

そうか。 年下 だったかぁ。

 

 

 

「え!?逆にですか? もっと年上かと思いましたよ!!!」

 

まるでシナリオでも用意されているようなありきたりな返しをしてしまうところは まだまだ ユーモアのセンスがないなあと心底思う。

29歳とはいえ 私もまだまだ知識と経験が不足している。

もう少し気の利いた発言ができたらなあと

この瞬間を迎えるといつも思うのだ。

 

 

 

少しだけ空いた後部座席の窓から

新しい風が入っては出て行く。

 

この風のように私にも

2人に何か   

新しい何か を 与えることができたのだろうか。

 

 

 

広川サービスエリア へ入る。

 

ウィンカーが左を指す。

ここはサービスエリアだ。

 

「 俺らコンビニ入りますけど どうします?もし次どっか連れて行ってくれそうな人いたらそのまま行ってもらっちゃってもいいですし、もしいなくても次のパーキングまでなら全然行けますよ。人吉で俺らは高速降ります。」

 

運転席の後輩さんが気遣ってくれた。

 

どうしよう。

これは賭けだ。ここのサービスエリアはそこそこ大きいところだし、

人の出入りも多い。

でも少しでも近づけるという事実。

でも次のパーキングで果たして見つかるのかという不安から逃れることができなかった。

 

単純に怖かったのだ。

 

スケッチブックを上に掲げるよりも

人に声をかけて変質者を見るような冷ややかな目を向けられる状況が。

 

それ以上になんとなく営業マン2人との楽しい時間とここで さよなら することが名残惜しかった。

 

 

悩んだ末決断を下した。

 

 

「いや、次のところまでお願いしていいですか?」

 

 

もう後戻りはできない。次へ進む決意を固めた。

 

 

コンビニで水を買う。

日差しで肌がじりじりする。

雨上がりの今日は特別暑く感じる。

そういえば 日焼け止めを持ってくるんだった。

 

後悔なんてやってみないとできないんだから

 

面白い。

 

 

そうやって生きて来たじゃないか。

 

 

不器用な生き方。

下手くそな笑顔を浮かべる時だってあった。

 

 

それでも

 

 

私らしい が 今回のテーマだから 。

 

 

 

 

 

 「  はい 、 じゃあ 行きますよっ ! 」

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ 始まった ばかりじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦う ?    or   逃げる   ?   ▼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 再び 動き出す 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 まだ    つづきます 笑